| ◆チェサ祭祀(供養)の歴史 |
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今の祭祀(法事)は高麗末期、儒教や朱子家礼が導入されてから行われてきた。儒教を国是とした李朝時代(1390年頃)には祭礼に関する規定が作られ庶民が祭るのは父母に限られ、貴族・門閥の家では四代まで祭られていた。1894年階級社会の崩壊によって
四民平等となりすべての人が四代(高祖)まで祭るようになった。(父、祖、曽祖、高祖)
1973年大韓民国が公布した家庭儀礼に関する法律では2代までの直系子孫による祭祀が決められている。 |
| ◆祭祀の意義 |
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封建時代には特に家族制度を維持するため、父母への孝養と祖先の崇拝を奨励した。儒教を国教とした李朝社会において男系のみが祭祀を継承するもので父祖の祭りは祖先の恩に報いることであったが、一般の人々の解釈は孝養の目的だけではなく先祖の加護の願望も込められている。 |
◆祭祀の由来
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古代において血縁的な部族の守護神と自然崇拝を根源とした自然神の両種の神が祭祀にかかわる神であると考えられた。
父祖はこの世を去っても子孫のいる現世に愛着を残し他界に住みながらも子孫を庇護する神になったと解釈されている。
祖先崇拝という信仰は祖先が子孫に積極的に作用する力があると信じるが故に、子孫は祖霊を崇拝の対象としている。
祖霊は子孫の生活を守り保護してくれるばかりではなく、家族に加わり食事を共にしたいと願望 しているとされるので命日や名節には祖霊を招いて数々の食事を用意し供養を行っている
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◆祭祀とそのメリット |
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1.自分が今ここに存在することに感謝し、自分のルーツ(アイデンテティ)を大切に思い、先祖や父母に孝行することを教える。
2.民族文化を維持すると共に韓国人の誇りを大切にすること。
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◆神奈川県の在日韓国人の現在…そして未来、オフィスグランマの役割は? |
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本国に於いて近年信教の自由による宗旨変えが進み祭祀(チェサ)を放棄する人が多くなったと聞きますが、在日同胞の中ではまだまだ多くのご家庭が祖国の慣習を守り祭祀を続けている方が多いです。その理由としては、異郷の地に在って「韓国人の誇り忘れない純粋さ」と「一族がまとまり相和す場」として祭祀は重要な行事だからです。
私共は10年間にわたり民団神奈川県本部の民生部に協力しながら同胞の方々の為の無窮花・葬儀サービスをサポートしてまいりました。
葬儀という家庭の一大事に遭遇し、その中で民族の精神的根幹を成している儒教に基づく
数々の儀礼を通し、歴史ある朝鮮民族の価値観をご家族と一緒に体験してきました。
そこには礼節を大切に守り、両親を初めとする先祖への敬愛の念、孝養などの教えが脈々と息づいております。
加えて本貫(ホンガン)といわれる部族・氏族のルーツがしっかりと「族譜(チョッポ)」(系譜)に記録されており「自分が何処の誰か」ということを確認できる素晴らしさがあることにも感心させられます。自分のアイデンテティをしっかりと保ち、命の糸を連綿と繋いでいくことはその命の源である先祖を敬うこと、すなわち自らを敬うことに他なりません。
それ故「お葬式」そしてそれに続く「祭祀(チェサ)」は子孫に精神的、伝統的文化を伝えていく大変良い機会であると言えるのです。
オフィスグランマは、葬儀・法事を通して次世代の在日韓国人がその文化を継承してゆくお手伝いをする役割を担い、良きアドバイザー&コーディネーターとして尚一層努力してまいります。
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◆葬儀・祭祀に関する名前表示の仕方 |
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棺掛け(幟)・・・赤い絹布
〔男性〕学生+本貫+姓+公+名+之霊柩
〔女性〕孺人+本貫+姓+公+之霊柩
※女性は名前を書かないのが正式
葬儀の時の位牌…紙榜、白木位牌
男・女とも棺掛けと同じ形
祭祀(チェサ)の時…紙榜 *紙榜とは紙に書いた位牌のこと
〔父〕顕考+学生+府君+神位 幅6cm×長さ22cmくらい
〔母〕顕妣+孺人+本貫+姓+氏+神位
墓石・墓誌名 ※日本では墓誌に書くことが多い
例・〔男性〕金 侮轣ヒ前面 : 慶州金公侮逕V墓
後面 : 1919年4月1日生 妻 ○ ○ ○
*亡くなった日→ 2004年2月1日卒 子 ○ ○
*墓を立てた日→ 2004年4月5日立 ○ ○
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◆祭祀(チェサ)の祭床(チェサン) |
両位陳設の場合(右の図)
夫の命日には妻の分も一緒に祭祀を行う。(その逆も同じ)
箸、匙、紙榜も二人分備える。
供え方の細かい原則があるが右の図を参考に簡略化すると
良いでしょう。
果物の上部を切るのは、神位となってからですので、祭祀には切ってお供えします。 |